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空き瓶

思ったことや自作小説について

「ゴシカ」 での“倫理”について & 第 2 章 第 4 部分の憶え書き

ゴシカ」 を投稿している 「小説家になろう」 では, 自作に 15 個までキーワードを設定できる. それで最初は, 検索で引っかかりやすいように & 方向性がひと目で分かるように 「抽象的」 とか 「シュール?」 とか入れていたのだが, なんだかバカらしくなって, 今では 「倫理」 の一語だけにしている.

詰まるところ, ゴシカではひとつの倫理を書きたいと思っている. これまでの話もそのつもりで書いてきた. 倫理というと, 学術的にはなにか哲学の一領域を指すらしいが, 自分が書きたいのは, 無論そういう (高踏的で厳格な) ものではない. 好きなひとに幸せであってほしい, 信頼してくれているひとを失望させたくない *1, etc., そうした日常的に起こる原感情. これを自分なりに突きつめて, せめてフィクションの中でだけでも ある種のい場所を与えてやりたい, そう思って書いている.

従って, 根っこのところでは 「道徳」 のほうが色濃いかも知れないし *2, さらには, 日常的な原感情をベースとしている点で, ゴシカは本質的には青春小説に近いのかも知れない. 「倫理」 を表す英語には, 社会的な Ethics と個人的な Morals とがあるらしいが, 自分が書きたいのは Morals のほうに当たるのだろう.


「ゴシカ」 第 2 章 第 4 部分を公開した:

  • 時系列的には第 2 部分の中盤から繋がっている. 第 2 部分の冒頭で電車についての引用文を載せている通り, 大理科から始まったエピソードは, 電車を中心とした話だ (すなわち 「電車篇」). 電車篇の電車篇たるゆえんが今話から明らかになっていく
  • 表記としては, 半角ダブル・クォーテーションを, 再び全角に戻した. 半角ダブル・クォーテーションのばあい, 開きと閉じとが別々に用意されていないため, 始めと終わりとにおなじ文字を使うことになる. これが置換機能でスペーシングするときに厄介で, 美学よりも便利さを優先し, 全角に差しもどすことにした
  • ほか表記に関しては, 並列に際して恐る恐るスラッシュを使ってみた. 英文でのルールに則し, 前後にスペースは入れていない. 読点とうまく使いわけていきたいところ
  • 倫理がキーワードだと書いたが, そういうテーマ的なものではなく内容的なキーワードとしては, 「反輳 [はんそう] 」 と 「単複」 のふたつが挙げられる. 複数広場は, そのうちの後者 = 単複に由来を持っているのだが, 今回の電車篇ではそこまで触れられそうにないので *3, ここで指摘だけしておく
  • “「都市部」 「山間部」 の 2 分割 (B./C.)”について, 必ずしも都市部が B. に, 山間部が C. に対応するとは限らない. ちなみに, 複数広場委員会は Aeras だが, 複数高速連絡は 「Aev」 である

今話は次話に向けた溜め回というか, 状況説明に当たる回だ (だからといって, 瑣末な, それ自体には価値の無いような話を書いたつもりは無い). 来週か [] 来週には次話を投稿したい.

今話 & 次話に関わるメモ書きのスキャン画像 (1077 × 1536 px):

パンフレット [] いては複数広場の設定については, あれでかなり頭を悩ました.

*1:飽くまで例である. 日常生活で, 僕に好きなひとがいるわけでも, 僕を信頼しているひとがいるわけでもないことは, 誤解されぬように断っておく

*2:尤も, 倫理の根もとには決まって道徳がありそうだが. 「倫理」 と 「道徳」 との関係について理解が怪しいので, 変なことをいっているかも知れない

*3:精々,“もしも そこに覚悟があるならば, それはこうだ: 単複がうち鳴らされ”云々で仄めかされているぐらい